煩悩を考える季節になってきました~
2023.11.19煩悩について玄侑さんのお考えを参考に述べてみたいと思います。
ボンノーとぼんのん。じつは大晦日の除夜の鐘と煩悩との間にも、このような
言葉遊びの感覚があるのではないか、玄侑さんはそのように思っておられる。
煩悩を祓うとはいったいどんな事態なのか?
ただ煩悩がなくなったら我々は死んでしまう。
煩悩とは、じつは生命力そのものだが、横溢する生命力が邪魔になるときが
我々にはあり、そんなときだけ煩悩と呼ぶそうである。
むさぼり、いかり、偏った認識が三大煩悩といわれるが、これだって調子が良ければ
熱情とか義憤、専門的と褒められたりする。
生命力である煩悩が邪魔にならないようにするには、一つの感覚に意識を集中するのが
いい。聴覚が最も有効ではないかと仰る。
もうすぐ除夜の鐘の時期です、今年は聴覚を研ぎ澄まして鐘の音を聴いて
みたいと思います。そしてマイナスの生命力をプラスの生命力に変えていく努力を
していきたいと思います。