生きる。死ぬ。

生きる。死ぬ。

2014.10.19

以前から読みたかった書。僧侶、作家であり医療に造詣の深い玄侑さんと、ガン治療の第一人者で

ある土橋重隆氏の対談形式の「生きる。死ぬ。」のなかで面白い内容がありましたので抜粋し、

私の感想、考えをお話ししたいとおもいます。

 

土橋:「患者さんのため」と言いながら、自分たちは安全な枠の中にいる。国はシステムを維持

するために存在しているようなものですから、実際のところ、患者さんのことなんて何も

考えていないんですよね。

玄侑:お医者さんもシステムに守られているわけですね。

土橋:疑問を持つようになった頃は、システムの中にいることがたまらなく嫌になっていました。

何のために医者をしているんだろうと・・。なにしろ山分けシステムの中では患者さんは

国民じゃないわけですから。

玄侑:医者は国民だけれど、患者は国民じゃないと。

土橋:医者は患者さんを気にしないんですよ。自分の手術で亡くなったら困りますけど、

そうでなければ生きていても死んでしまってもそれほど責任を感じない。国のシステムに

従うことが、まず大事なんですね。

玄侑:前の立場では言えないこともあるんじゃないですか?

土橋:そうですね。システムの中では、医者どうしでトラブルを起こさないことがまず大事

なんです。患者さんのためになることであっても、他の医者の立場が悪くなることは言わない。

そういう仲間意識がすごくある。

 

この書のタイトルのように患者さんは「命がけで」病院に来られます。果たして医者は命がけで

医療を行っているのか?私にはそうは思えません。何かあっても医師会が守ってくれる、医師会の

顧問弁護士が付いている。そういった甘えが少なからずあるように思えます。

だから真剣勝負の医療ができないのではないでしょうか。

私は15年間所属した医師会を自主退会しました。嫌気がさしたからです。

私が感じた医師会の先生方はおおむね真面目な立派な先生ですが、ただ一人医者にあるまじき行為を

している者がいて、そいつを辞めさせるよう医師会長に求めましたが、全く動いてもらえず

そんな枠の中にいるのが、人間として、とても嫌になったからです。

守ってくれるバック(医師会)もありません。だから命がけで医療を行うのです。

よく、「他院で手術してもらったがよくならない。」とか「”手術をしてもらったが見えない”と言った

ところ後になって、あなたは’違う病気’があるから見えないのです、と言われた。」と仰って来院される患者さん

がかなりたくさんおられます。’違う病気’を見落としているのは自明です。

私は患者さんを第一に考えますので、前医の利益・不利益は考えずに、ありのままに正直にお答えする

ようにしています。もし、訴訟になるようなケースであっても、私が診察し、見たこと感じたことを

正当にお話するように努めています。

それが真剣勝負の医療ではないでしょうか。

無常でないもの・・

2014.10.7

子どもの頃、楽しいこと、うれしいことが永遠に続けばいい、とおもっていました。

が、55年生きてくると、人生、楽しくうれしいことより、苦しいことの方が多い

ことが分かってきます。家族内での人間関係、社会での人間関係も無常ですし、

事業の繁栄も永遠ではなく浮き沈みがあります。これぞお釈迦様の仰る諸行無常であります。

 

私は、被災地東北を陰ながら微力ながら応援させていただいています。

”フクシマ”でのセシウム137は半減期が30年ですが、プルトニウム239は2万4000年

プルトニウム244は8000万年だそうです。8000万年たって半分になるというのは

これはほとんど諸行無常に反します。

わたしたちの「苦しいことはいつまでもつづかない!」という精神的支柱が放射能に関しましては

言えないのです。「いつまでも同じじゃないよ。最悪じゃないよ。」と言えないのです。

 

市場原理、効率主義、さらに集約的にシステマティックに世の中を動かしていくのがいいという

社会的な流れのもと生まれた原発は、諸行無常という人間が生きていく上での屋台骨を粉砕してしまう

悪魔の存在なのです。

人類が生み出した原発、人類が尻拭いしなくてはなりません。

わたしたち一個人では何もできません。政府、安倍総理が早くこのことに気づいて原発を即刻

廃止すべきとおもいます。

 

東京オリンピックなどで浮かれている場合ではないのです。そのお金を復興に使うべきなのであります。

人間だれしも、臭いものには蓋をして、楽しいことに浮かれていたい。しかし”フクシマ”はまさに

現在、現実なのです。

人間が他者をおもいやる心を信じたいし、人類の良心と叡智が信じるに値するものであってほしい

と心から願います。

 

最後に、政務調査費という名目で血税を懐に入れる議員たち、静粛な討議の場である議会で

真摯に報告している女性議員をスケベ心だけでやじるバカオヤジ議員。

貴様らが国を堕落させていることがまだわからんのか!

 

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