済洞の雄!

済洞の雄!

2019.07.30

玄侑istのわたしにとって、かなり敷居の高い書でした。

玄侑さんファンになってすぐに読んだ書でした。

臨済宗の玄侑さんと曹洞宗の南直哉さん、同年代の禅僧二人の対談というより

問答集です。

玄侑さん単独の書ですと、非常に理解しやすい言葉と文章の組み立てですが

この曹洞宗の南僧は相当頭の切れる禅僧で、それに応じて玄侑さんも本来の

頭脳で応戦していますので、わたしら素人にはちょっとついていけない感があります。

腕に覚えのあるかたは一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

c.f.小野市のK医師なら読解されるとおもいます

行く川の流れは絶えずして、しかも本の水にあらず

2019.07.16

この書もわたしが選ぶ玄侑さんのベスト本の一つです。

玄侑さんの書はすべてを4,5回読んでおりますが、

玄侑さんの仏教的思想背景にはまちがいなく

鴨長明の「方丈記」の考えがあるとおもいます。

 

わたしも「無常」を痛切に感じている一人であります。

皆様に是非読んでいただきたい書

2019.07.15

わたしは生粋の玄侑istです。

 

ご存じのかたも多いとおもいますが、玄侑宗久さんは臨済宗妙心寺派の禅僧で

現在、福島県三春町の福聚寺の住職さんです。

勿論、優秀な賢僧ですが、芥川賞作家でもあります。

 

物理・科学、医学にも精通され、地元の原発事故処理の有識者委員会の委員も

されております。

眼科医のわたしなんかよりもはるかに医学に精通されており、科学としての医学でなく

すべて仏教的な背景を伴う医学を語っておられます。

そして多くのお医者さんと対談されていますが、そのほとんどが仏教が語れるお医者さんです。

この土橋医師しかり、聖路加病院の故日野原医師とも対談されています。

 

この書は、現在ターミナルケアに従事されている土橋医師との対談ですが、

ターミナルケア、すなわち死および死後の世界に関わる医療です。

医療と仏教、オーバーラップする部分が多いです。

さらにこの書では、医学会の裏事情にもふれており、医者というものは、病を治す

絶対的な存在ではなく、自分自身の精神・魂が病と闘う(いや、共存する)ことも

述べておられます。

 

医療と仏教を上手く融合させた、いい書です。

是非、読んでいただきたい一冊ですね。

「天寿」と「夭折」

2019.07.6

今日も我が玄侑さんの書「やがて死ぬけしき」から抜粋させていただきました。

 

普段のお通夜などでは、私は五十歳以上なら「天寿」と思ってほしいと話します。それより

若ければ「夭折」です。

しかし地震や津波による死は、たとえ充分に年をとっていたとしても「老折」と言いたい

「折られた」印象が残ります。「夭折」だけでなく「中折」や「老折」だってあるじゃないか、

と言いたくなります。以前私は死を蛙にたとえ、いきなり熱湯に入れるようなものじゃないと

申しましたが、津波による死者は例外的にそんな印象さえあります。

しかし相手が自然なら、それは「天寿」なのです。五十歳すぎての病気も、その意味では

「自然」と見ますから、「天寿」なんですね。あえてそう思うことで、人は少しでも

悲しみを薄めていけるのでしょう。「天寿」や「天命」とは、悲しみから這い上がるために

人間が絞りだすように産みだした言葉なのだと思います。

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